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ポスドク問題(2)

昨日から今日にかけて論文を書いているのだが、なかなか論旨がまとまらない。実験結果としてはそれなりにインパクトが高いのは間違いないのだけれど、それを裏付けるための理論立てが乏しいのである。定性的に説明はできるのだけれど定量的な説明をするのが難しい。思わず大学時代の物理の教科書を引っ張ってきて勉強しなおしたりとかして、理論構築の礎を作っているところです。
さて、昨日の『ポスドク問題(1)』の続きだけれど、僕がポスドクになった背景と経緯を記しながらコメントしていきたいと思います。ポスドクにもいろんな採用形式があって、学振や独立法人、財団法人の傘下のポスドク、大学で採用されるものや最近では21COEとか国のプロジェクトで採用されるものも増えている。しかし、給与体系はさまざまである。20万そこそこのものもあれば50万くらいの給料をもらえるものもあるし、年俸制だったり日給制だったり時給制だったり。ちなみに僕がだいがくの助手だった頃は年俸制だった。それなりに給料はよかったような気がしている。しかし、当時の自分は大学の助手という立場よりも専門分野をさらに広げて新しい(学際的な)分野を扱ってみたいという気持ちが強かったので、他の分野のポジションで大学での雑用がないポスドクに魅力を感じて、いろいろと探していました。そのときに一番気をつけたのは、『ポスドク問題(1)』に書いてあるような「訓練してもらう」ためにとかは思わなかった。当時の僕は分野を変えたせいもあるが、業績らしいものはほとんどなく面接でも有機エレクトロニクスに関しては知識がないに等しかった。だって、「有機トランジスタの移動度を実験的にまとめるための手法はなんですか?』に対して、自信を持って「ファンデルパウ法です」なんて言っちゃってたくらいですから。そのとき、今のボスは「専門的なことはこれから猛勉強してくれればいいですよ。」とボソっと言ったのを今でも覚えてる。僕はそのとき心の中で「やばい。答えが間違っているみたいだ。どうしよう・・・」ってモジモジしてたところ、ボスは「君の一番の”売り”は何ですか?」と言ってきたのである。いわば救いの手が差し伸べられたところだった。心の中に何か風が吹いたのを感じたので「研究に対する情熱とそれを支える健康です!」「先生のところで頑張らせて下さい」「理論家ではないですが、実験に対するセンスはあると自負しています」というようなことを伝えようと目をひん剥いて言ってたような気がする。面接が終わる頃にボスが「それだけあれば、問題ないでしょう。決まりです。他が納得しなくても私が採用すると言ったら誰も文句は言わないでしょう」と伝えてくれたのである。確かに「評価は現在の指導者だけがするものではない。」のであるが、研究を進めていく上では上の立場(ボス)や周りの研究者と人間として尊敬したり信頼できたりする環境の中でお互いにどっかでいい意味で評価できていないといけないし、何よりも研究は自分ひとりではできないのでお互いに切磋琢磨したりアドバイスを頂いたりして、人間対人間で化学反応を起こし、刺激しあう中で何か新しいモノが生まれればよいと思う今日この頃です。なので、学会に行ったときは「関連者たちを探し出して、自分を知ってもらう」ための努力は惜しまないようにしている。それはドクターコースにいた頃から努めている。名刺を作り、「この人は!」と思う人がいれば、近づいて言って名刺をわたして、自分をアピールするようにしている。ドクター1年のときに国際会議でたまたま知り合った先生が2名ほどいるのだけれど今でもいろいろと支えて頂いている。T大のC先生やK大のH先生有難うございます。いずれにしてもポスドクという立場は世間的にはわかりにくいし、不安定なところもあって「ポスドク問題」として語られることが多いのが現状だけれど、自分に合った環境や人に出会えるための努力を惜しまなければ、きっとその人の研究人生にチャンスが生まれ、良い風が吹くときが必ず来ると信じている。風は言うまでもなく目には見えないので、どんな微風であっても感じることを忘れてはならないと思う。僕は上に書いた面接のときに風を感じた。僕を採用してくれたリーダーは「人生には3つの坂があって、いい時は上り坂、悪いときは下り坂、今の君を見ているとまさか(坂?)を感じる」と言われたけれど、それはきっとお互いにあのときに何かを感じたからなのだと思う。しかし、一方でポスドクとして採用された当初は、何も業績が上がらなかったし、そのときの待遇は社会保険、雇用保険等の補償は何もなく給料なんて学生のときにバイトしていたときの給料に毛が生えたくらいだったんだ。そういう現実的な問題はポスドクにまだまだ残っている気がする。

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